2018年7月27日金曜日

仮想通貨版「40 Under 40(ビジネス界で最も影響力のある40歳以下の40人)」を発行/ 米Fortune誌

2018年7月25日(水)
forklog(ロシア)
https://forklog.com/u-rejtinga-40-under-40-poyavilas-kriptovalyutnaya-versiya/



米国フォーチュン誌(Fortune)は、自身の「40 Under 40(40歳以下のビジネス界で最も影響力のある40人)」の仮想通貨版を発行し、分散型レジストリ技術をベースに仮想通貨やその他ソリューションを推進する「金融革命」のリーダー達を選出した。


このランキング「The Ledger 40 Under 40」の1位には米国の仮想通貨取引所「Coinbase」のブライアン・アームストロングCEOが輝き、フォーチュン誌は同氏が仮想通貨をごく狭い枠組みから引き出したと讃えている。2位は仮想通貨「Ethereum」の考案者ヴィタリック・ブテリン氏である。


3位には、企業価値が120億米ドルとも言われている中国のマイニング企業「Bitmain」の共同設立者ジハン・ウー氏が輝いた。とりわけ、フォーチュン誌は同氏がビットコインキャッシュ(BCH)を支援しており、ステーブルコイン(安定通貨)に関心を寄せていると記している。


また、このランキングには、これまで金融界の伝統的な分野での役職歴任者兼仮想通貨愛好者も含まれている。例えば、8位に選出されたアンバー・バルデット女史はJPモルガン・チェース(JP Morgan Chase)銀行のブロックチェーン責任者であったが、ブロックチェーンのスタートアップ「Clovyr」の共同設立者兼「Quorum」プラットフォームの開発責任者として今回ランクインしている。ちなみに彼女は非営利団体「Zcash Foundation」の取締役にもなったばかりだ。


そして、バルデット女史の後任としてJPモルガン・チェース銀行のブロックチェーンプログラムの責任者となったクリスティン・モイ女史は18位にランクインしている。 また、6位にランクインしたラーナ・ヤード氏と20位のジャスティン・シュミット氏は両者ともゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)社の代表で、ウォールストリートでのビットコインの普及に貢献した。


また、このランキングには、ウィンクルボス兄弟(8位)、ビットコインキャッシュ(BCH)のサポーターであるロジャー・バー氏(36位)、「Block.One」の技術責任者であるダン・ラリマー氏(12位)や「Bitstamp」社のCEOであるNeich Kodrich氏(29位)も選出されている。


以前、当社は我々独自の「40 Under 40」ランキングに仮想通貨業界から6人がランクインしたと報道していた。

IT企業「Stripe」社のCEOパトリック・コリソン氏と同社の社長であるジョン・コリソン氏は当社のランキングで17位(仮想通貨ランキングでは4位)を占め、前述のブライアン・アームストロング氏は20位、同じく前述のブテリン氏は22位であった。

24位には仮想通貨取引アプリケーション「Robinhood」の共同設立者であるヴラッド・テネヴ氏とバイジュ・バット氏がランクイン(仮想通貨版では5位)し、メッセージングアプリ「Telegram」およびブロックチェーンプラットフォーム「TON」の創業者であるパヴェル・ドゥロヴ氏は25位(仮想通貨版では10位)であった。

2018年7月19日木曜日

スキャム一掃作戦!ロシアのRACIBが暗号通貨関連企業のホワイトリストを作成開始


2018年7月13日(金)
RBC.ru(ロシア)
https://www.rbc.ru/crypto/news/5b485ba49a79475611773e3b

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ロシア暗号通貨ブロックチェーン協会(RACIB)は、過去6ヶ月間に詐欺師がユーザーに対して与えた損害が2億7000万ルーブル(約5億4000万円)に上ると試算した。この状況を受けたRACIBの専門家は、マイニング、投資、ICOに関連した事業を行う企業のうち信頼できる企業の登録簿を作り始めた。


ホワイトリストに追加されるためには、財務の安全性、経験の有無と事業の評判、ライセンスと証明書の提出、裁判経験の有無、税金の滞納など自主的なデューデリジェンスチェックを受けなければならない。リストには現時点ですでに52社が登録されており、さらに30社が審査中である、という。


RACIBは「このホワイトリスト記録制度のおかげで、ロシア国内の個人および法人が暗号通貨とブロックチェーン関連の請負先を選定する際に役立ち、ビジネス構築におけるスキャムを減らすことができる」と述べた、とIzvestiaは報じている。


ロシアのクリプト業界では、詐欺師とアマチュアのどちらも入りやすい市場であり、犯罪や専門知識不足が主な課題であるとRACIBアルセニ・シェリツィン会長は話す。


以前RACIBはスキャムICOを見分ける基準をリスト化し報告した。RACIBの専門家はICOの品質をチェックするために、当該プロジェクトとそのチームの実績、HPの有無、経営者のバックグラウンド、ロードマップホワイトペーパーなどについて調査している、という。