2017年11月19日日曜日

20年後、人々はビットコインの無い世界を想像できないでしょう

11月18日(土)
cryptocurrency.tech(ロシア)
https://cryptocurrency.tech/mnenie-cherez-20-let-lyudi-ne-smogut-predstavit-mir-bez-bitkoinov/



"2040年、30歳未満のすべての人がビットコインのない世界を想像することは容易ではないだろう。ビットコインは金の代替物となる"

ビットコイン事業を展開するスタートアップEarn.com社CEO兼ベンチャー投資家のバラジ・スリニヴァサン氏は話す。

[バラジ・スリニヴァサン氏のTweet]
https://twitter.com/balajis?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=https%3A%2F%2Fcryptocurrency.tech%2Fmnenie-cherez-20-let-lyudi-ne-smogut-predstavit-mir-bez-bitkoinov%2F


2010年以降に生まれたすべての人は、きっとビットコインを投資手段または通貨として使用するだろう、と言い換えることができる。

今週Coinbase、CME、CBOEやジェミニだけでなく、最大の証券会社や金融機関のいくつかが、彼らが中長期的に機関投資家に提供するツールやインフラについて語った。

CoinbaseはCoinbase Custodyの立ち上げを発表した。その目的は、機関投資家がデジタル資産を安全に保管するのを支援すること。またCMEグループは先物取引を開始する予定だ。要するに2018年中頃までに米国の大半の金融機関、韓国や日本などの主要市場は、投資手段や暗号通貨としてビットコインを使用している可能性が高い。

伝統的な金融業界からビットコイン市場に何十億ドルもの資金が集まると、ビットコインはグローバルなデジタル通貨に変わるだろう。

Facebook IQの調査によると、ミレニアム世代の人々の約45%が、より優れたツールがあれば銀行やクレジットカードや証券口座を使わないだろう、と答えている。こう考えると、長期的には、ビットコインが世界の金融業界を変革する可能性があると言える。

ブロックチェーン・キャピタルのマネージング・ディレクター兼リサーチ・マネージャーであるスペンサー・ボガート氏によると、ミレニアム世代の27%は株式ではなくビットコインに1,000ドルを投資することを好むと述べている。

男性では、ビットコインを好む人の割合は38%とさらに高い。ビットコインと他の伝統的な金融資産どちらに投資するかの選択すると、30%は国債よりビットコイン、22%は不動産よりビットコイン、19%は金よりビットコインを選択した。

2017年11月16日木曜日

香港政府はブロックチェーン技術に基づく貿易金融システム構築を計画

2017年11月15日(水)
INNOV(ロシア)
http://www.innov.ru/news/economy/pravitelstvo-gonkonga-soz/



このシステムは中国の"一帯一路"構想への参加、という恩恵が期待されている。2017年11月10日の香港金融サービスフォーラムで香港財務省長官ジェームズ・ヘンリー・ラウ氏は述べた。「ブロックチェーンは貿易金融で必要な時間と人材リソースの大幅な削減に多大な貢献をするだろう」

同氏は、この技術は"一帯一路"プログラムの下で実施される取引活動促進に役立つことができると付け加えた。

中国のプログラム"一帯一路"は、中国とそのグローバルパートナーとの間の貿易関係を強化するよう設計されている。2013年に中国の習近平国家主席が発表し、現在プログラムのパートナーは69の国、地域、国際機関を数える。

2017年9月香港のいくつかの新聞によると、香港通貨当局は"一帯一路"のいくつかのインフラプロジェクトへ出資予定だという。

香港はこれまで、ブロックチェーンがサポートしているいくつかの貿易金融プロジェクトにすでに参加していた。3月には金融当局が契約のデジタル化と不正取引や重複のリスクを減らすための"ブロックチェーン利用コンセプトについての取り組み"を成功させた。

香港中央銀行は、シンガポールのカウンターパートと協力し、世界の二大金融センター間の貿易と資金調達を最大化することを目的として、ブロックチェーンプロジェクトを推進している。

2017年11月13日月曜日

デロイトと仏Stratumn社が保険分野ブロックチェーン利用研究で協業

11/11(土)
forklog(ロシア)
https://forklog.com/stratumn-i-deloitte-zadejstvuyut-blokchejn-v-strahovanii/



フランスのブロックチェーンスタートアップ"Stratumnはデロイトと共同でその他フランスの14社の企業とともに、保険業界におけるブロックチェーンの可能性を研究している。
CoinDeskが報じた。

CoinDeskが指摘しているように、このパイロットプロジェクトの創始者はフランス保険連盟である。

このプロジェクトの目的は、顧客が契約1年目以降の好きなタイミングで保険会社を変更できるようにする新しい法律に基づいたあらゆる保険関連書類の管理におけるブロックチェーン技術の利用可能性について研究することである。

これは2018年5月に施行される欧州連合(EU)の一般規則で定められた個人情報保護に関する規則に従って顧客データの扱いを保証する新しいソリューションである。

「この技術は暗号学の最新手法と組み合わせることで企業間取引を最適化し、双方に利益をもたらすと我々は確信している。」Stratumn社CEOリチャード・ケターノは話す。

近年、保険分野のブロックチェーンに基づいた企業ソリューションが積極的に開発されていることを強調したい。

以前ForkLogでは、ドイツのアリアンツ社が自己保険と子会社の活動を近代化するための
ブロックチェーンプロトタイプを公開したことを紹介した。

またブロックチェーンスタートアップであるStratumn社は、6月上旬にAシリーズの投資ラウンドを完了し700万ユーロを調達した。

2017年11月12日日曜日

ロシアのブロックチェーンプロジェクト市場は、2017年末までに10億ルーブルまで成長する

11/12(日)
INSIDER PRO(ロシア)
https://ru.insider.pro/topnews/2017-11-12/rossijskij-rynok-blokchejn-proektov-vyrastet-do-1-mlrd-rublej-po-itogam-2017-goda/


キウィブロックチェーンテクノロジーズ(キウィはロシアの電子決済企業)CEOアレクシー・ソロビヨフ氏はロシアのブロックチェーンプロジェクト市場の予測についてIT関連ニュースメディア"ハイテク"のインタビューに応えた。

"我々の予測によると、2017年前半には、ロシアにおけるブロックチェーンプロジェクト市場は、ロシアICOで集められた投資を除いて3億〜5億ルーブルに達した。年末には10億ルーブルに達する可能性があります。中期的には2018年から2020年にかけて、その数は倍増すると思います。主な成長要因は、ブロックプロジェクトへの実質的な投資の拡大、ロシアマスターチェーンを含むブロックチェーンプラットフォームへの移行、ブロックチェーンのための技術規制の導入、この技術に向けた政府の前向きな動き、その他いくつかの要因が挙げられます"

同社ではブロックチェーン専門家不足について深刻な問題だと捉えている。しかしそれは世界的な問題であることが分かっている。

ソロビヨフ氏は、ロシアの状況は他国ほどは悪くないとを確信している。その理由はロシアには天才プログラマーや開発者が多いからです。近い将来そのような天才専門家はさらに増えるだろう、と彼は予測する。 

以前書いたように、現在開発者においてロボット工学とブロックチェーンの専門家が最も求められている。さらに履歴書にブロックチェーンという言葉が使われると給料は25%のアップが期待できる。

2017年11月6日月曜日

Masterchain、ロシアの国家ブロックチェーン開発の記録

11月1日(水)
forklog(ロシア)
https://forklog.com/masterchejn-hroniki-razrabotki-gosudarstvennogo-blokchejna-rossii/



ロシア中央銀行は、イーサリアムプラットフォームを活用したMasterchainという独自のブロックチェーンプラットフォームの開発を2016年9月に発表していた。

ロシア規制当局の当初の計画によると、このプロジェクトは銀行が顧客との取引に関するデータを迅速に承認し、単一の電子システムでさまざまな金融サービスを開発できるようにするものであった。つまりロシアの金融業界のニーズに対応した国家ブロックチェーンが開発されるというものだ。

Masterchain


プラットフォーム開発コンソーシアム「FinTech」には、当初中央銀行に加え、ズベルバンク、アトクレチア、アルファバンク、ティンコフとキウィが含まれていた。またVTB、ガスプロムバンク、NSTK(国営カードシステム)、アクバルス銀行が参加していた。

2016年10月にMaterchainのプロトタイプがテストされ、中央銀行はそのプロトタイプのことを"新世代の金融インフラの不可欠な要素"と名付けた。その後、別の2つのプラットフォームのプロトタイプがテストされ、ソフトウェアパッケージ開発のための入札が発表された。

2017年3月にはすでに”FinTech”がMasterchainという商標登録に関する文書を提出している。プラットフォーム上では、いくつかの銀行による「本人確認情報(KYC)の交換」というパイロットプロジェクトが行われたようだ。その試みは"金融機関同士の画期的なやり取り"だと言われている。同3月末、"FinTech"はMasterchainの本格的な立ち上げが2018年に行われると発表した。

"FinTech"の代表者は、不正な取引管理統合サービス、委任状のやり取り、ファクタリング、高速取引処理などが含まれるブロックチェーンベースのメッセンジャーシステムについてのパイロットプロジェクトの開発も発表した。

同6月には、2017年秋から年末にかけたサービスローンチに向けたMasterchain環境の利用可能性について明らかになり、8月にはセキュリティシステム関係のいくつかのプロジェクトの追加発表も行われた。この時点では、"FinTech"と中央銀行の間でのMasterchainに対するコントロール範囲が定義されていない状態であった。。

8月14日、"FinTech"はMasterchainのホワイトペーパーを公開。その中でプラットフォームは「ロシア独自金融情報の交換や保存ネットワーク」として定義されている。ホワイトペーパーによると、プラットフォームとしてのブロックチェーンは、個人情報やビジネス機密情報などを含むデータを格納せず、媒介を必要とせず、スマートコントラクトの対応が可能であるという。さらに開発者はMasterchain内で行われるすべての動作は法的に有効である、と付け加えられている。

同9月、"Fintech"は新しいコンソーシアムメンバーとしてプロムスヴィヤズバンク、ソフコムバンク、MTS、モスクワ証券取引所の子会社MBイノベーション、ロステレコム、ヴニィエシュエコノムバンクを受け入れた。

ヴニィエシュバンクの代表は「協業はブロックチェーン産業の国会規制システムの開発に積極的に貢献できるだろう」と述べた。つまりプロジェクトの参加者は、あらためてMasterchainが新しい技術が国家に活用されるためのプロジェクトであると強調したのだ。

その1カ月後、"Fintech"のセルゲイ・ソロニン総裁はプーチン大統領と会談した。その場でソロニン総裁は暗号通貨のマイニングと流通を合法化するようプーチンに訴え、必要な規制の整備について"Fintech"は出来る限り協力する、と約束した。一方中央銀行はMasterchainが規模を拡大するにつれて、ロシア市場で暗号通貨を流通させるべきではない、というような脅威的な発言をするようになった。

現在マスターチェーンはどうなっているか


"Fintech"のホームページには、プロジェクトは現在申請中で、2019年の大規模商業利用の準備が進められているという記載がある。

VTB銀行オルガ・デルグノワ副会長によると、暗号通貨に対する法規制の不透明さやブロックチェーンに基づくソリューションの利用を規定する法的枠組みが存在しないことがMasterchainプラットフォームの更なる発展のための大きな妨げになっているという。

「技術としてのブロックチェーンは規制に該当しない。合法性の概念は、ブロックチェーンを活用して作られたソリューションにのみ適用される。そのようなソリューションが法的承認を得ることは、いくつかの理由によって難しい。まず第一に、デジタル通貨のような具体的なプロダクトに対する適切な法規制が無いこと、二つ目はやり取りは必ず紙ベースで行なわなければならない、という要求である。したがって既存の法規制に違反する結果は様々であろう」とデルグノワ副会長は付け加えた。
"Fintech"の分散レジストリ技術開発ワーキンググループ長アクレクセイ・アルヒポフが協調したように、もう一つ解決に時間がかかりそうな課題は"国家暗号学の認証"が必要であることだ。

「私たちの見積もりによると、Materchaneは2019年の初めまでに完全に出来上がる。並行してMasterchainの中で参加者の事例を使ったポテンシャル把握と既存の技術的ソリューションのトライアル運用を行う予定だ。さらに、暗号技術の証明に多くの時間を要するだろう」と”Fintech”代表は述べた。

国家ブロックチェーンへの批判


金融市場向けの分散レジストリ技術に基づくソリューションに対する明らかな需要があるにもかかわらず、暗号通貨コミュニティではまだまだ国家からサポートされるブロックチェーンプラットフォーム開発の見通しが疑問視されている。

特に経験豊富なアナリストでありICOコンサルタントのトン・ワイス氏は、国家システムにとってイーサリアムに基づいたブロックチェーン導入は必要ないと考えている。

ロシアは国家としてイーサリアムの技術が必要か?
ー国家としては必要ないでしょう。分散型スマートコントラクトに関してコーディング、データ保存の面でコストが非常に高い。


さらにワイス氏は、国家の中央的かつ独裁的な本質は、分散型であるブロックチェーンとそれに基づいたソリューションの本質と明らかに矛盾していると考える。「Bitcoinの発明者であるナカモトサトシは、銀行のコントロールを超えた取引を思いついた」とワイス氏は付け加える。

ロシア連邦におけるブロックチェーンと暗号通貨の法規制が進展しているにもかかわらず、Masterchainプラットフォームの未来は明るいとは言えない。

当初プラットフォームは2018年に本格的にローンチする予定でいたが、後にそれは1年延期された。それはロシアの立法者がブロックチェーン技術が金融市場やその他の分野のために提供してくれる可能性についてあまり理解していないことが影響しているだろう。

このように官僚による法規制の欠如やロシア当局の暗号通貨に対する全体的にネガティブな姿勢が、Masterchainプラットフォーム開発だけでなくロシア経済の様々な分野への分散型レジストリ技術の導入の障壁になっている。

2017年11月1日水曜日

イラン政府、独自の暗号通貨用インフラ構築を計画

11月1日(水)
freedman club(ロシア)
https://freedman.club/iranian-government-plan-create-cryptocurrency-own-infrastructure/
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イラン情報技術省「近い将来イランでは、ビッコインインフラを立ち上げる予定」

イラン情報通信省副大臣フセイン・デイヴィ氏によると、同省は多くの研究を行ったという。彼によると、暗号通貨インフラの構築はイラン全国の需要に対応したものだと述べた。

現時点では、できるだけ早いローンチに向け、関係機関と協力しながら作業を進めている。

同時に、イラン中央銀行は、ビットコイン取引は違法であると考えており、ローカル企業によるビットコインの決済利用を阻止しようとしている。

イランで最も一般的な取引所は"Local Bitcoins"とオーストラリアに支店を持つ"Coinava"である。後者は取引所ではなくイランの取引所とイラン人ユーザーのマッチングプラットフォームを提供している、とBitcoin.comは書いている。

ちなみにシンガポール政府も、Ubinプロジェクトの枠組みの中で独自の暗号通貨を作成する可能性を発表した。