2017年9月25日月曜日

"Shape the future"~ビットコインの過去未来~

9月25日(月)
Bits media(ロシア)
https://bits.media/news/konferentsiya-shape-the-future-proshloe-i-budushchee-bitkoina-v-kitae/
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"Shape the future"~ビットコインの過去未来~カンファレンス@中国



9月20日、BitKan主催のShape the Futureカンファレンスがグランドハイアット香港で開催された。以前は北京で計画されていたが、中国人民銀行による予期せぬICO規制のために延期された。

議論の主な話題は、ビットコインの未来である。また中国当局の今後の規制の話題にも触れた。

会議で最注目のスピーカーの一人はジョン・マカフィーだった。彼は暗号通貨ファンの気持ちをよく反映していた。
ブロックチェーンの技術が政府の通貨に対する支配を弱め始め、今後も引き続きそういった傾向が見られそうだ。
当局は暗号通貨に関する厳しい規制を開始することで対応した。

また最近では、取引所に対する規制だけでなく、取引所を介さない取引や恐らくマイニングの禁止、それに加えて中国当局は取引所の経営者とスタッフの出国を禁止した。

不思議なことに、マカフィのこのスピーチは聴衆を困惑させるどころか、むしろ一体感を作り出し彼は盛大な拍手でステージを降りた。



~パンドラの箱は開かれた~




マカフィ氏は、中国はビットコインを完全に禁止するつもりではなく、取引の禁止も一時的な措置であると考えている。

ライトコインの創設者であるチャーリ・リーもtwitterでマカフィ氏の意見の支持している。
彼は一連のツイートで、「信頼できる筋からの情報によると、中国政府はマイニングやネットワークへのアクセスを禁止しないと言っている」と述べた。

また「完全規制のニュースはビットコインの為替を下げるために流された噂である」
「その噂の目的は達成されたと言えるでしょう。誰が正しかったかは10/1に明らかになる。」とリー氏は言う。



~もう一つの視点から~




Shape the Futureカンファレンスでは、Redit.com(英語圏のニュースサイト)のビットコイン関連ページには記載されていない、ビットコインの将来に関する別の視点に触れることができる。

ジハン・ウー氏とロジャー・ヴァー氏はこう述べた。
「ビットコイン関連の主要メディアは、ビットコインコアやBlockstreamの方向性と合わない情報を載せないようにしている」

また両氏が発言の中で最も強調していた
「ビットコインキャッシュのブロックサイズ増加はスケーリングの視点で見ると、ネットワークのパフォーマンスを向上させる」と。

両氏は、暗号通貨のマーケットは競争が激しいことを示唆している。
「アルトコインに対してビットコインのシェアが下がった主な理由は、取引手数料が高くなったこと、承認時間が大幅に増加したことだ」

それに対しある来場者が
「ロジャーは間違っている、Lightningネットワークが承認スピードと高い手数料の問題を解決できる。」
と発言した時、会場は特に過熱した。

これに対しロジャーは
「それではあなたはBitcoin cashを使わなければいいのでは?」
発言した。



~Bitcoin Canshへの賭け~




Bitcoin Cashについての議論がBitcoin Coreに対して行われた。
Bitcoin Cashがドージコインと比較され、ネットワークが失敗する運命にあることが指摘され、議論が激化した。

それに対する答えとしてロジャー・ヴァー氏はBitcoin Cashが今後2年間無くならないことに100万ドルを賭けようとした。
しかし参加者たちはその賭けへの参加には興味を持たなかった。

ロジャー・ヴァー氏は、そのような賭けが好きだ。ちょうど最近も「Loaded」というユーザーからの賭けのオファーに応えた。
賭けの内容は、ビットコインのハードフォークのあとどのブロックチェーンが覇権を握るか、というものだった。

しかしBitcoin Cashが正式なBitcoin Unlimitedの後継者であるとは言えないのではないか。




~中国のファームや取引所はどう作られてきたか?~




イベントの終盤、主催者はビットコインの9年間に渡る歴史と暗号化通貨産業における中国の役割についてのドキュメンタリー映像を見せた。
映像の冒頭で、中国の暗号通貨コミュニティの主要な代表者が、ビットコインが何であるかについての考えを表明している。

例えば、Bitman社のジハン・ウー社長は次のように述べている。
「ビットコインはある古代の伝統的なアイデアの復活だと私は思う。」

その後、2枚のピザが10,000BTCで買われたビットコインピザデーについて語られ、
次には、全財産をビットコインにした翌日にビットコインが大暴落した時期についても語られた。


ドキュメンタリー1



その後、2016年に多くの人が政治不信に陥り、金融危機について心配し始めた時期についての話が始まる。


ドキュメンタリー2



さらに、ジハン・ウー氏は、ASICチップをどのように作成し、改善して生産性を向上させるかについて説明する。
ウー氏によると、中国人は非常に勤勉で、彼らにとって一番の目標はビットコインの改善に最善を尽くすことだった、という。
さらに、中国の暗号通貨業界の他の専門家は、急速な成長は中国だから可能であったと主張する。
海外の工場やサプライヤーと接触する必要がなかったからだ。と

ドキュメンタリー3


現在中国は世界のハッシュレートのほぼ3分の1を占めている、と言われる。


ドキュメンタリー4



この映像では、中国のビットコイン業界の専門家は、ブロックチェーン技術は様々なバリエーションで利用できるとも言う。


まとめると、この映像は、中国の暗号通貨業界の主なプレーヤーへの思い、ビットコインとは何か、どのようにビットコインと出会い、なぜこのリスキーな投資を事業として取り組んでいるのか、ということを紹介している。

https://www.youtube.com/watch?v=MeRmVRFaTIY

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